内航海運からのCO2(二酸化炭素)排出削減を巡り、2040年度の目標値の動向が注目されている。国土交通省は荷主、事業者、学識経験者らを委員とする検討会の中で、今年度内の目標値の設定を目指している。関係筋によると、目標値は現行の「30年度に13年度比181万トン減とする」と同様に、「13年度比」で設定される可能性が高く、その上でさらに数値が積み上がる見通しだ。一方、物流の「2024年問題」を背景に陸 ...
【速報】内航CO2、40年度目標値に注視。Mシフト進展念頭、「13年度比」で設定 内航海運からのCO2(二酸化炭素)排出削減を巡り、2040年度の目標値の動向が注目されている。国土交通省は荷主、事業者、学識経験者らを委員とする検討会の中で、今年度内の ...
世界の海上貿易の発展を目指す国際非営利団体「グローバル・マリタイム・フォーラム」(GMF、本部・デンマーク)の年次サミットが15日夕、東京で開幕した。オープニングイベントに登壇した国際海事機関(IMO)のアルセニオ・ドミンゲス事務局長は海運の脱炭素化について「来年に採択予定の一連の規制だけでなく、産業横断の交流と学びによって達成される」と連携の重要性を強調。商船三井の橋本剛社長は「足元はクリティカ ...
米財務省外国資産管理局(OFAC)が9月末、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラの利益のためにイラン産原油やLPG(液化石油ガス)をシリアや東アジアへ輸送することに関与した十数社の企業と船舶、さらにイラン革命防衛隊(IRGC)のクッズ部隊に対して制裁を科したことが8日までに明らかになった。制裁対象船舶には、シリアの著名な海運業者アブドゥル・ジャーリル・マラーと兄弟のルアイ・アル・マラーが所有する不正 ...
古野電気は15日、2025年2月期の通期連結業績予想を上方修正し、経常利益が前期比41%増の115億円になりそうだと発表した。7月に発表した前回予想は80億円だった。舶用事業を中心に堅調な需要環境が継続しており、今後も同様の状況が持続すると予測した。
SEA―LNG(本部・英国)はこのほど、2028年末までにLNG(液化天然ガス)燃料を使用する船舶が1154隻に増えるという調査結果を発表した。10年時点でLNG燃料を使用する船舶数はわずか21隻だった。現在、LNG燃料船は全世界で590隻が運航されており、24年時点で ...
伏木海上保安部によると、コンテナ船「SCO SHANGHAI」(6412総トン、マーシャル諸島船籍)=写真=が14日午後1時20分ごろ、伏木富山港新湊区で消波ブロックに衝突し、乗り上げた。その後、同船は自力で離礁し、午後3時には同船が出港した北1号岸壁に戻り着岸した。事故当時の現場付近の気象は北の風3メートル、波やうねりはなく、視界良好だったという。15日午前時点で、同船は引き続き調査のた… ...
出光タンカー、日本郵船、飯野海運、日本シップヤード(NSY)の4社は15日、環境対応VLCC(大型原油タンカー)を共同研究開発するコンソーシアムで、次世代燃料としてメタノールを使用する国内初のマラッカマックス型VLCCのデザインコンセプトを決定した ...
【関西】韓国パンスターグループ(日本現地法人=サンスターライン〈大阪市〉)は10日、大阪―韓国・釜山航路に2025年4月に投入予定の新造クルーズフェリー「パンスターミラクル」(2万2000総トン)の進水式を、韓国・釜山市の大鮮造船で開いた。同 ...
日本舶用工業会は、1―3日にスペインで開かれた水産業展示会「CONXEMAR2024」に参加した。25回目の開催となる今回は世界110カ国から水産関係者ら2万6376人が来場。日舶工は会員企業3社とブースを設置し、船主や造船所関係者に対して、会員企業の漁船向け機器 ...
阪神内燃機工業は15日、2025年3月期単独決算の通期業績予想の利益全項目を下方修正し、営業利益が前期比18%減の4億5000万円になりそうだと発表した。8月発表の前回予想は6億5000万円だった。2サイクル電子制御機関について、為替の影響を受けた輸入資材の ...
英紙トレードウインズは15日、東京都内で「シップオーナーズフォーラム東京2024」を開催した。日本郵船の曽我貴也社長は同紙編集長と対談し、海運業が直面する最大の課題に環境問題への対応を挙げた。郵船は2026年までに1・2兆円規模の投資を計画して ...