第三に、日EU関係としては、サーキュラーエコノミーという共通目標に向けて対話・協力・切磋琢磨しつつ、そのプロセスと成果を世界に示していくべきである。
トランプ政権下では、経済のグローバル化の巻き戻しが起きるかもしれない。しかしその中でも、政策支援と人材育成によって、友好国との知的ネットワークやグローバルサウスとのサプライチェーンを拡大することで、日本経済は成長を続けることができるはずなのだ。
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交渉が問うたのは農業の競争力である。EUは農政改革で乗り切った。日本も交渉後は競争力を高めなければ貿易の自由化に対応できないと認識して新しい基本法を作った。最近の農林水産省は構造改革にまた背を向けようとしているように見える。残念だ。
2024年11月の米国大統領選挙で、ドナルド・トランプ氏が大統領に返り咲くことが決まった。第1次トランプ政権(トランプ1.0)では、「米国の国際競争力を取り戻す」として、中国製品に対し最大25%の追加関税措置を講じ、中国企業のみならずサプライチェーンでつながる世界各国の企業に大きな影響を与えた。